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金型技術DIE TECHNOLOGY

ハードとソフト、熟練と革新の融合により独自の強みを熟成。
確かな技術を背景に、冷間鍛造技術の明日に挑戦し続けています。

現代的なデジタル技術と熟達したクラフトマンシップ。冷間鍛造技術を磨き上げるためには、ハードとソフト、経験と挑戦をバランスさせた高い総合力が不可欠です。当社では長年の経験で蓄積した冷間鍛造技術をCADやCAEといった最新技術と融合させるとともに、人間の感性が要求される場面では手から手への技術継承を頑なに守ることで、高品質な冷鍛一貫体制の礎としています。

技術研究・開発

総合力で冷間鍛造技術を究める

当社独自のノウハウだけが可能とする、最適設計を目指して。当社の技術部門は研究・開発部門としての側面を持ち、日々最新の製造技術と鍛造製品に寄せられるご要望をマッチングさせる努力を絶えず続けています。そのために当社が一番大切にしているのが、設備や金型といったハードウェアと、クラフトマンシップや設計力といったソフトウェアを組み合わせた、製造一貫体制ならではの総合力。熟達の技と革新的なアイデアを結集して、お客様の製品図面を最適な製造プロセスで具現化していきます。
技術研究・開発

金型設計

高精度・高寿命でQCD改善に貢献

素材を柔らかくしてプレスする熱間鍛造と異なり、流動性の低い常温の素材に高い圧力をかける冷間鍛造。金型が使われる一般的な製法の中では、最もシビアな環境といえます。金原金属工業所では、半世紀に及ぶ厚いノウハウを基盤に、製品への影響をあらかじめ考慮し、応力を分散させる設計手法で、歩留まりの向上や金型の長寿命化を実現。設計と現場が隣接する環境で常に情報交換を行い、総合的なQCD 改善に結び付けています。
金型設計

金型製作

最新の加工機と熟練の技の結集

当社では、特殊な例を除いて90%以上の金型を内製しています。金型には製品公差の1/10の精度が求められます。たとえば製品公差が50ミクロン(5/100ミリ)の製品に求められる金型の精度は、わずか5ミクロン。当社ではこのハイレベルな要求に応えるため、ワイヤーカットや放電加工を駆使した最新の加工技術と、人の手から手に継承されてきた匠の技を結集。精度と歩留まりを高いレベルでバランスさせる金型づくりこそ、当社のコア技術といえます。
仕上げ加工
仕上げ加工

ワイヤーカット

放電加工